こんな時どうするＱ＆Ａ（給　付）

傷病手当金

被保険者が業務外の病気やケガのため会社を休み、給料を受けられないときは傷病手当金が支給されます。

支給 開始日	金額	期間	添付書類
	（直近の継続した１２カ月 の準報酬準報酬月額の平均の ３０分の１ × ２／３ ） × 日数	支給開始日から 暦で１年６カ月まで 【従前通り・期限】	【初回請求時】 ①出勤簿または タイムカード ②賃金台帳 【２回目～】 ①出勤簿または タイムカード ②賃金台帳が 必要な場合あり (※２)
		支給開始日から 通算して１年６カ月分 【日数管理】 （※1）

※１　令和４年１月１日法律改正により、支給開始日が令和２年７月２日以降のものが対象
※２　いずれもコピー可


　　　

①　業務外の病気・ケガのための療養中のとき

②　療養のために仕事につけなかったとき

③　連続４日以上休んだとき 　　　　※最初の欠勤連続３日間を「待期」といいます。なお待期が公休日（土日）または 　　　　　有給休暇であっても構いません 　　　　※４日目から支給されます

④　給料等をもらえないとき

（ＰＤＦ）





「傷病手当金　請求書」に医師の証明と会社の証明を受けてから、健康保険組合に提出してください
（会社経由）。


　　　　
【令和４年１月１日改正】
Ｑ.　支給日数の決め方について教えてください。
Ａ.　支給開始日より暦に従って１年６カ月の計算をして、総支給日数を決めます。
　　　　例えば・・・
　　　　①支給開始日　Ｒ4.2/1　　総支給日数　546日分
　　　　②支給開始日　Ｒ4.3/1　　総支給日数　549日分

Ｑ.　支給開始後に一時的に出勤した場合（傷病手当金の支給が無い場合）、どうなりますか？
Ａ.　残日数が減りませんので、その分満了日が後ろになります。残日数が無くなれば期間満了です。
　　 受給者にはメリットのある改正です。

【変更なし】
Ｑ.　仕事中、会社の行き帰り（通勤途中）の事故やケガで休業した場合は受給できますか？
Ａ.　できません。勤務先が加入する労災保険から給付されますので、勤務先に連絡してください。

Ｑ.　会社が給料と傷病手当金との差額（日額の残1/3相当）を補填して、満額とすることは可能ですか？
Ａ.　できません。もし会社が残１／３相当を補填した場合、傷病手当金が２／３→１／３に減額され、
　　 合算して 上限の２／３支給となります。

Ｑ.　傷病手当金と同じ原因で、障害厚生年金・障害手当金の受給も可能となりましたが・・・
Ａ.　差額調整されます。もし年金が２／３未満であれば差額支給を行い（上限の２／３まで）、
　　 年金だけで２／３以上であれば傷病手当金は支給されません。
　　 また、障害手当金の場合は、傷病手当金の額の合計額が障害手当金の額に達する日まで傷病手当金は
　　 支給されません。

Ｑ.　資格喪失後の継続給付を受給していますが、老齢厚生年金（または退職共済年金）の受給も可能と
　　 なりました が・・・
Ａ.　差額調整されます。

Ｑ.　以前受給したＡ疾病とは全く別のＢ疾病で、受給できますか？
Ａ.　可能です。しかし「Ａ疾病と関連性あり」と健康保険組合が判断した場合は、Ａ疾病の残期間の支給と
　　 なります。もしＡ疾病での残期間がなければ、支給はできません。

Ｑ.　資格取得して１２カ月未満の場合、標準報酬月額はどのように決定しますか？
Ａ.　①直近の各月の標準報酬月額の平均額の３０分の１　②全被保険者の標準報酬月額平均額の３０分の１
　　 ①②どちらか低い方を基準とします。

差額支給のイメージ